「根石初め」(鍬初め)の儀式
吉方に向かい祭壇を設け、神酒を備え、講習会の安全を祈念する。
「根石初め」
まず東の隅部(一ノ角)に根石をおく。この石はなるべく大きい石が良い。
隅角の根石
隅角の根石は直角の面を持つなるべく大きい石を選ぶ。
根石
根石は石垣の土台となる重要な部分となる。次に積む築石を頭に描きながら積まなければならない。
築石
二段目からの石積みは、先々の配石を考えながら大小の石をバランスよく積み、なるべく縦横に目地を通さないように積む。
石積みの合端
石積みの合端(石積みの接点)は石の表面から少し奥(二番)でとる。合端が不安定な場合はハツリ鑿で加工する。
石加工
隅角に使用する石は表面になる部分が直角であることが必要なので、必要に応じて加工する。矢穴はノミで作る。
石垣の背面
石垣の背面には大小の裏込石をよく締め固めて使います。
天端石
石垣の天端をきれいに揃えるために、天端石をあらかじめ選定しておいて、そのサイズに合うように積む必要があります。
二又
重機が入らない現場での石積みは、二又等を用いる。
枡形虎口
現在、左右の櫓台石垣の間を枡形虎口にした、石垣(両面積み)講習を行っている。